正しい”切り返し”のカタチはどっち…!? 「右横→小指側」に動かすのが正解

吉本巧コーチに「スイング改造」の際に注意してほしいことについて教えてもらいました。今回は「手首の動かし方」についてです。

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手首を少し変えればスイングは大きく変わる!

スイング改造は時間をかければいいものではなく、すぐに効果を実感したいですよね。すぐに、意図した動きができる、長年の悪いクセが直るポイントは手首! 変なスイングになっているのは、手首に原因があるのです。

手首は「右横(右手甲側に折る)、左横(左手甲側に折る)親指側、小指側」の4方向に動きます。みなさんが改造に苦労するのは、動きの速いダウンスイングでしょうが、切り返し時にどの方向に手首を動かす(動いてしまう)かによって、スイングの良し悪しが決まってしまいます。なので、切り返し時の手首の動きさえ直せば、なんでも直るといっても過言ではありません。手首は誰でも動きや形を意識しやすい部分ですから簡単ですよね。早速、トライしてみてください。

手首の動かし方は順序も大事!

切り返し時に手首を「右横」(右手首でいえば甲側に折る)→「小指側」(手首の角度を伸ばしていく)の順に動かして振り下ろすと、軌道やフェース向き、軸や前傾角までよくなる。ちなみにトップでの手首の形は「作りやすい形でいいですよ。切り返しでこの手首の動きができていれば、手打ちでもオーバースイングでも70台で回れる。ボディターンができている人でもこの動きができてない人は、シングル級の腕前にはなれません」(吉本)

悪い手首の動きがスイング全体を変えてしまう!

左の写真は「左横→親指側」に動かしたパターン。タメができているように見えるが、吉本は「この形のままうまくボールに当たると思います? 当たらないから『当てるための修正本能』が働いてしまうのですが、それが頭が突っ込んだり伸び上がったりする動きを引き起こす原因になっているのです」

いかがでしたか? 今回は手首の動かし方について解説してもらいました。皆さんもぜひ参考にしてみてください。

レッスン=吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の品川ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。

写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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