“正しいトップ”はどっち?「ミート率を上げる方法」をレッスン【アクセス数記事トップ3】

今回は、「ワッグルONLINE」で8月後半に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。

まずご紹介していくのは、第3位の記事です。

第3位:
FW・UTを簡単に上達!プロ直伝の「ミート力がみるみる上がる」練習法3選

FW・UTは練習不足もうまく打てない原因。ミート力を身につけるドリルを行ない、本番に備えよう!

そこで、FW・UTのおすすめの練習法を、遠藤プロと出口プロの2人に教えてもらいました!

FW・UTのミート力を上げる

FWやUTにかぎらずですが、ミートは小さくゆったりとしたスイングでもできないといけません。そこでオススメなのが、狭いスタンス幅で打つドリル。もちろん芯に当たるように振ってください。スタンスを狭めることで大振りが防げるので、コンパクトスイングを体感できる。フォロー側はバックスイングより、大きくなってもOKです。

スタンス幅を狭くするとヒザを伸ばしてしまう人が多いが、普段のアドレスと同じく軽く曲げる。すると、コンパクトなスイングでもフットワークを使ってのスムーズな回転で振れる(〇)。ヒザを伸ばすと、スイングが窮屈になってしまう(×)

右ツマ先を大きく開いて打つ

ダウンスイングで右サイドが出てしまうと、ミート率が落ちてしまいます。右サイドを出さない感覚をつかむには、右ツマ先を大きく開いて打つ。すると、右ヒザや腰の右側がロックされます。この構えは練習だけでなく、本番でも有効ですよ。

右サイドが前に出るとクラブの軌道やフェースの向きが悪くなる(×)。右ツマ先を大きく開くことで、クラブをインから振り下ろせる(〇)

スプリットハンドでフェースの向きをチェック

ミートも大事ですが、グリーンを狙うには方向性も大事。そのためには、スクエアフェースでボールをとらえたいのですが、これは両手を離してグリップを握るスプリットハンドのドリルが有効です。スプリットハンドでのスイングは、ボールをつかまえる正しい腕の使い方を覚えるドリルとして用いられますが、それは体の回転に対してフェースがスクエアになっているということでもあるのです。

スプリットハンドで振ると、体の回転にそって腕も回る。フェースも開閉するが、その向きが各ポジションでの正しいフェース向き。フェース向きをチェックしながらスイングしよう

この記事を参考に、FW・UTのミート力の底上げを目指しましょう!

遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長
野県出身。長野県ジュニアを制し、東京
国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。板橋区の「リ
バースゴルフスタジオ」でのレッスンの
ほか、首都圏の練習場や、コースでのラ
ウンドレッスンも行なっている。

出口友将
●いでぐち・ともまさ/1997年生まれ、埼玉県出身。遠藤プロの後輩で、3・5・7W、3・4UTの使い手。USGTFティーチングプロのライセンスをもち、群馬県高崎市の「ゴルフヒルズ高崎」に所属。同施設のスクールや、コースで精力的にアマチュアゴルファーを指導中。

写真=田中宏幸
協力=霞南ゴルフ倶楽部


アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:
絶対NGなゴルフの“練習法”とは?「痛い思いをする」のが正解…!?

ゴルフは練習の仕方次第でまだまだ伸びる! そのヒントをゴルフライターの高橋さんに教わりました!

練習で痛い思いをしよう

当たり前のことだが、ゴルフは打ち直しのきかない〝一発勝負〞のゲームだ。

一方でショットの前の素振り、すなわち〝シミュレーション〞は、何度でもできる。むろん、やりすぎてしまうとスロープレーのそしりをまぬがれないし、同伴競技者にも嫌われるから、多くても2、3度にとどめるのがマナだが、競技で事前にシミュレーションができるのは、ゴルフくらいなものだろう。だから打つ前の素振りは、できるだけ本番のショットと同じ振り幅で、同じスイングの強さで、同じリズムやタイミングでるほうがよい。

ところが、ビギナーに多いのだが、素振りはゆっくり繰り返しながら、本番ではすごく速くスインする人がいる。あるいは素振りはワッグルの延長で小さく繰り返しておいて、本番ではいきなりフルスイングをする人も少なくない。シミュレーションした動きと本番が違うのだから、ミスショットになる確率も高い。本番の役に立たないシミュレーションをしているのだ。

役に立たないといえば、練習場での練習もそうだ。ダウンブローと称して、練習場のマットに〝ドン〞と音を立ててヘッドを打ちつけている人がいるが、そういう人は本番のコースでは、ほぼ〝ダフリチョロ〞の常習者と思って間違いない。一時期の私が、そうだった。そこで私は、ある時期からダウンブローの打ち方をやめ、ボールだけを直接クリーンに打つ練習に変えた。マットを叩く音が出ないように打ち、音が出なければハーフトップしてもよいと考えた。ダフリもダメ、トップもダメと考えたら、新しい技術は身につかない。片方を許してあげることが大事なのだ。

結果、フェアウェイバンカーから距離のあるショットがうまく打てるようになった。砂を取らずにボールだけを拾うように当てるのだから、まさにハーフトップの練習が奏功したといえるだろう。

その延長で、最近はもっと進化させた練習法を実践している。アイアンもフェアウェイウッドも、練習場のマットの右端にボールを置いてクリーンに当てる練習をしているのだ。マット自体に厚みがあるため、ボールの下にヘッドを入れようとするとマットの縁にヘッドが当たって、手に衝撃が走る。マン振りをしようものなら、手のひらの皮がよじれ、手首に痛烈な痛さが残る。それを避けたければ、ヘッドをわずかに浮かした状態で振り抜くしかない。ボールの赤道よりやや下、地球で言えばタスマニア島あたりにリーディングエッジを入れるイメージで振り下ろす。

さらにアプローチの練習では、ウエッジのヒール側からヘッドを入れてやる。これによって、ウエッジは勝手にスピンをかけてくれるようになった。それもこれも練習で痛い思いをしたから身についた。高校野球ではよく「練習で泣いて本番で笑え」というが、ゴルフにも通じる金言だ。

ぜひ、高橋さんのアドバイスを参考に練習してみましょう。

高橋健二
●たかはし・けんじ/1948年生まれ。ゴルフライターとしてレッスンやクラブ情報などを執筆。 HC8。

イラスト=丸口洋平

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:
“正しいトップ”はどっち?ドライバーの「ミート率を上げる方法」をレッスン

ドライバーがうまく打てるといい流れに乗れる。流れがよくなればスコアもよくなる。

そんな大事な1打、ドライバーショットのミート率アップのおすすめテクニックを大岩龍一プロが伝授します!

真芯に当てるには“必要最小限”のトップを作る

体をしっかり回すことが第一。手を無理に高く上げなくても真っすぐ飛ばせる

ムダな動きがなくなりシンプルなスイングが身につく

バックスイングでコック(手首を折る動作)を使うとスイングアークが大きくなって飛びますが、動かしたぶんだけ、戻さなければいけない。僕はそれを省いたほうが「再現性が高くなり、真芯に当たる!」と考えているので、コックを抑えて“必要最小限”のトップを作っています。体をしっかり回し、手が肩の高さに上がれば十分。僕の場合、それ以上振り上げても飛距離は変わりません。まずはこのコンパクトなトップを作り、真芯に当ててみましょう。これは初・中級者のスイングづくりにも有効。ムダな動きがなくなり、シンプルに打てますよ。

手とクラブを振り上げなければ、余計な動きがなくなり真芯に当たる。コックを抑えるとフェースの向きが安定し、方向性もよくなる
手とクラブを振り上げなければ、余計な動きがなくなり真芯に当たる。コックを抑えるとフェースの向きが安定し、方向性もよくなる

クラブを振り上げると戻す作業が必要

コックを使ってクラブを振り上げると戻す作業が必要になり、誤差が生まれる。これが再現性とミート率を低下させる原因

コックを抑えたレイドオフが大岩流

シャフトが目標の左を向く、いわゆるレイドオフのトップ。コックは意識しなくても、クラブの遠心力で自然に生まれる

この記事を参考に最小限のトップを身につけて、シンプルなスイングを手に入れましょう!

大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92kg。21年は7度のベスト10入りなど大活躍し、賞金ランキング23位で初のシード権を獲得した。トータルドライビング部門は4位で、飛んで曲がらないショットが武器。フリー。

いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。

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