“夏ラフ”の打ち方はどっち?「ボールが沈んでいる時は…」とゴルフコーチがレッスン!
芝が元気な夏は、ラフが伸びて厄介だと感じる人は多いでしょう。夏芝に負けずに、 しっかりボールを飛ばすコツを森山錬コーチに教わりました。
今回はボールが沈んで打ちにくい時の対処法です。
ボールの下に空間がないときもフェースを返しながら打つ
夏ラフは「ボールが浮きやすい」と言いましたが、いつもいいライばかりではありません。伸びた芝にボールがすっぽり沈んでいる場合や、芝が薄くてもボールの下に空間がない場合は、上からしっかり打ち込まなければ飛距離が落ちて、スコアを崩してしまいます。
沈んでいるボールの周りの芝の密度が濃い場合や、クラブをソールしたときに地面が固い感触があるときは、ボールの下に空間がないので、打球を浮かせるのが難しい。そういう場合は欲張ってはダメ。脱出を優先させて、ショートアイアン以下の短い番手でしっかりフェアウェイに出すことを重視しましょう。
このケースはヘッドを上から鋭角に入れたいので、上体を少し左に傾けて構え、事前に左足下がりのような状態を作ります。そして右手を押し込みながらフェースを返して、芝の抵抗に負けずに振り抜きましょう。
軸を左に倒して打ち込める形を作る
入射角を鋭角にするには、軸を少し左に傾けて構えることが大事。体全体を少し左に傾け、左足下がりと同じような状態を作って、普段どおりにスイングしよう
いかがでしたか? ボールの下に空間がないときには、フェースを返して振り抜くようにしましょう。
レッスン=森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。173㎝、61㎏。小学1年でゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。19年にレッスン活動をスタートし、現在は都内の「EAST GOLF SCHOOL」でアマチュアを指導する。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
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