【3パット撲滅】パターは“二刀流”で練習すれば上手くなる!方法をプロがレッスン
ベストスコア更新のためには、パット数も減らしたい。目標は全ホール3パットなしの1ラウンド・36パット以下!
これを達成するためのオススメ練習法と本番でナイスパットを打ち続ける秘けつをレッスン!
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タイプの違うパターは矯正、習得のための練習器具
僕は、試合では大型ヘッドのネオマレ(ネオマレット)型を使用していますが、練習ではブレード型を使っています。以前は「本番はブレード型、練習はネオマレ型」と、逆だった時期もありました。その意図は、ヘッド特性の違いがストロークを矯正してくれるから。プロでも無意識に悪いクセが出てしまい、ストロークが乱れるときがある。これをチェック、修正できるのがタイプの違うヘッドのパターで、練習用のパターは練習器具だと思っています。アマチュアの場合、元からヘッド特性を活かせていない人も多いように感じます。本番とは真逆の特性をもったパターで打つ練習は超オススメ。僕もコレで上達しました!
ブレード型での練習は自然な「円弧」と「ダウン&アッパーブロー」をマスターできる
方向性がいいはずのネオマレ型を使っているのに、インパクトでボールを押し出したり引っかけてしまう人は、軌道の悪さが原因です。とくに多いのは、ヘッドを真っすぐ振る意識が強い人。ネオマレ型であってもストロークは、円弧を描くイン・トゥ・インが正しい軌道になります。ブレード型のパターは、操作性がよくフィーリングが出しやすい長所に加え、多くのモデルは重心の位置から自然なイン・トゥ・イン軌道を描くように振れる。軌道を正すには、フェースを軽く開閉するイメージをもってストロークするのがポイントです
ストローク中、ソールは地面から“浮く”のが正解
「ネオマレ型はソールが広いからか、地面から離れないように振ろうとする人がいますが、これも×」と小泉。軸と支点を固定して振るのが正しいストロークになるが、ソールを浮かさないように振ると、軸や手元が左右にブレてしまう(×)。「スタンス幅内の小さなストロークでも、バックスイングやインパクト後にヘッドの軌道はダウン&アッパーブローになるためソールは浮きます。これはブレード型で“フェースの軽い開閉”を行なうと、ソールがきちんと浮くようになりますよ」(小泉)
ブレード型で、自然な円弧を描くストロークをマスターする。フェースをバックスイングでは開き、フォローに向かって閉じていく「軽い開閉」をイメージするとイン・トゥ・インの正しい軌道で振れる
ネオマレット型での練習はデカヘッドをフル活用!正しいアライメントと「芯で打つ!」が意識しやすい!
本番は、感性を活かしやすいブレード型を使う、または寛容性が高いネオマレ型を使う。このどちらでも、僕はネオマレ型での練習は生涯続けると思います。なぜならば、ヘッドの大きなネオマレ型は、芯をイメージしやすいからです。パットは芯で打つことが一番重要で、方向性も転がりのよさも芯で打つことにつきます。
それ以外にも、ヘッドが大きいとアライメントをチェックしやすい。ストロークの面では、ブレード型と逆でイン・トゥ・イン軌道やフェースの開閉がきつすぎるのを矯正できるところがネオマレ型のメリットです。ブレード型を使用していて方向性が悪い、または使っているうちに悪くなってきたと感じている人は、ネオマレ型での練習で修正しましょう。
ネオマレ型を振ると、円弧やフェースの開閉がきつすぎる(×)のを修正できる。ネオマレ型を極端なストレート軌道で振るのも矯正としてはいいが、「クラブが動きたい方向に逆らわず“クラブに振られる感覚”があるのがいいスイングといわれますよね。パターも慣性モーメントが大きいネオマレ型だと”パターに振られる感覚”が得やすい。この感覚がつかめると、体のムダな動きがなくなりますよ」と小泉
いかがでしたか? 読者の皆さんもぜひ二刀流での練習でパット数の減少を目指しましょう!
レッスン=小泉正樹
●こいずみ・まさき/1995年生まれ、千葉県出身。千葉県ジュニアや千葉県アマのタイトルを獲得し、17年プロ入り。苦手だったパターを克服し、昨年はQTファイナルまで進出。今季はABEMAツアーを主戦場にレギュラーツアー2試合にも出場。フリー。
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC
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