グリップの簡単な交換方法は?クラフトマンが伝授!
クラブを買ってからずっと同じグリップを使っている人も多いのでは?
グリップは消耗品!定期的な交換がパフォーマンス向上につながるんです!
「でもお店に行くのも面倒……」そう思っている人のために超簡単にできるグリップ交換の仕方を伝授します!
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Step1:グリップを選ぶ
グリップひとつでスイングが変わる!
グリップも種類がたくさんあり、どれを選べばいいか迷う人も多いと思います。最初は素材、太さ、バックラインの有無、デザインを選びます。
グリップの素材はラバーとエラストマーなどがありますが、握りやすさや質感など、自分の好みの感触を選びましょう。握りやすさでスイングが変わりますし、飛距離アップにもつながります。太さは自分の手に“しっくりくるちょうどいい太さ”を見つけましょう。
また、握る位置を毎回一定にしたい人は、バックライン有りがオススメです。バックラインがあるとフェースの向きが安定しやすくなります。デザインやカラーも最近はオシャレなものが多い。これも好みで選んでOKです!
迷ったらとりあえずこれを選んでおけば問題なし!
ツアープロの使用率1位!
今、ゴルフ業界では、グリップ不足が問題になっている。世界のツアープロ使用率1位である、ゴルフプライドの担当者は「それは裏を返せば需要が増えているということ。グリップ選びも上達のひとつとみている人が増えました」と話す。クラブやスイングが進化しているからこそグリップ選びも重要なのだ。そこで、ゴルフプライドの今イチオシのグリップをピックアップしてみた。
CPX
ゴルフプライド史上もっともソフトなグリップ。新開発のキルティングパターンで新感覚のフィーリング。グリップ力を高め握りやすさもアップ!●素材/ラバー●サイズ(g)/アンダーサイズ:46、スタンダード:52、ミッドサイズ:66、ジャンボ:82 ●製造国/タイ●オープン価格(編集部調べ:2200 円/1本)
CP2 Wrap
絶妙なフィット感が特徴で、グリップエンドに搭載したコントロールコアによってグリップのねじれを低減。ソフトフィーリングとコントロール性能を両立した
革新的モデル。●素材/ラバー●サイズ(g)/アンダーサイズ:45、スタンダード:50、ミッドサイズ:64、ジャンボ:80●製造国/台湾、タイ●オープン価格(編集部調べ:2200 円/1本)
ツアーベルベットラバーALIGN(アライン)
すべりにくい表面パターンで握りやすく、多くのゴルファーから支持を得ている。グリップの裏面に盛り上がった線(ALIGN)があり、毎回同じ握り方ができる。●素材/ラバー●サイズ(g)/
スタンダード:51、ミッドサイズ:63 ●製造国/台湾●オープン価格(編集部調べ:2200 円/1本)
MCC TEAMS
新素材で耐久性がアップ。緩やかなテーパーで振りやすさとグリップ力が向上。
全15色のカラーバリエーションがオシャレで、選ぶのも楽しい!●素材/ラバー●サイズ(g)/50●製造国/台湾●オープン価格(編集部調べ:2420
円/1本)
MCC TEAMSPLUS4
グリップ下部をテーパーレス形状にし、下巻きテープ約4枚分の太さを実現。バランスよく握ることができる。全20色展開でカラーバリエーションも豊富。●素材/ラバー●サイズ(g)/スタンダード:52、ミッドサイズ:66●製造国/台湾●オープン価格(編集部調べ:2420円/1本)
●商品の問い合わせ/日本フェイウィック fawick.co.jp/gp/
Step2:材料を準備する
〈用意するもの〉
Step3:グリップを外す
グリップカッターを使って古いグリップを外す。普通のカッターでもいいが、初めてのときはグリップカッターがオススメ。シャフトに刃を当てないようにしながら、ヘッド側からグリップに切れ目を入れていく。カッターを使うときは手を切らないように十分注意する。グリップエンドまで切れ目が入ったら手でグリップをむしる。
Step4:古い両面テープをはがす
シャフトについている古いテープはドライヤーなどで温めるとはがれやすい。
Step5:両面テープを巻く
グリップエンドを2ミリぐらい残した位置にシャフトを合わせて、マーカーでグリップの長さの印をつける。テープをグリップエンドから5センチくらい余らせて、らせん状に巻いていく。テープを引っ張る力を均一にして隙間なく巻いていくのがポイント。印までいったらテープを切る。
Step6:余ったテープを押し込む
グリップエンド側の余ったテープは、指先で丸めてシャフトの中に押し込む。余りすぎているときは、少しカットする。
Step7:グリップを挿す
ホワイトガソリンを容器に移す。ホワイトガソリンはホームセンターなどで手に入るが、揮発性のあるものならなんでもOK。グリップエンドにあいている穴を指で塞ぐように持ち、グリップの中にホワイトガソリンを入れる。このとき缶などを、液の受け皿として下に置いておこう。3センチくらい液を入れたら、液を注いだ口を手で塞ぎ、グリップを上下に振ってグリップの中全体に液がつくようにする。
巻いた両面テープにホワイトガソリンをかけ、グリップを挿していく。液が乾きやすいので、この作業はスピードが大切。最後までしっかり押し込み、グリップの向きを調整。ヘッドを上にして半日くらい乾かしておく。
完成!
いかがでしたか? 誰でも簡単に出来るので読者の皆さんもぜひ試してみてください。
解説=土手陸
●どて・たいら/1991年生まれ。東京都三鷹市の「東京ゴルフスタジオ」のコーチ兼クラフトマン。京都でも「ゴルフギアベースD-up」の代表を務める。
体験=奥山春花さん
趣味はPGAツアー観戦。クラブにもこだわりをもち、スイング研究も怠らない本格派ゴルフ女子。
写真=田中宏幸
協力=東京ゴルフスタジオ
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