ロブは「インサイド・アウト」で打つと“激スピン”がかかる…!? 打ち方を解説!

今回はアプローチの新常識“インサイドロブ”の打ち方を、多くのアマチュアを指導する樋口貴洸コーチに指導してもらいました!

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カット軌道でのロブより簡単で失敗が少ない!

ベタピンにつけるなら、ピンの根本まで打って止める球のほうが確実に寄ります。ピッチ&ランは打つのは簡単ですが、「ラン」の部分は予想どおりにいかないことが多々ありますからね。

高く上げて止める球は難しくて、失敗ばかりだから自分には無理!と思っている人も、次で紹介するインサイド・アウトの軌道で打つアプローチに慣れたら、その長所を活かしつつ、インから入れるロブショット、名づけて「インサイドロブ」をトライ&マスターしてください。

カット打ちでのロブショットよりも簡単確実。インサイド・アウトの軌道でも球が高く上がるし、ミスヒットもしにくい。15ヤードの距離でスピン量を計測してみましたが、カット打ちよりも1000回転(計測値は5500rpm)も上がりました。ベタピンにつける必殺ワザになりますが、普段からこの球筋を多用して寄せてもいいくらいです!

インサイドロブの打ち方

●アドレス

「スタンスはスクエアでもいいのですが、クラブをインから下ろしやすくなるので、アマチュアはややクローズスタンスにするといいですよ」と樋口。フェースを大きく開き、ボール位置は真ん中で少し離れて構える。

●バックスイング

アドレス時よりもフェースを開きながらバックスイング。「右手のひらを空に向けるように動かしてください。右利きの人は右手のひらをフェースに見立てると、フェースを管理する力が高まります」(樋口)

フェースを開こうとすることばかりに気をとられると、腕が縮こまって手打ちになってしまう。クラブはゆったり大きく振り上げよう

「ピッチ&ランはミスヒットはしにくいですが、落としどころや転がる速さを読み間違えると寄らないことがあります」(樋口)。ピンまで不確定要素がほぼないインサイドロブのほうが確実に寄る。
インサイド・アウトの軌道でボールをとらえる。フェースを少し返すことでスピン量が増えるが、インからアウトに振ると自然に返るので過度に返す必要はない(下の×写真)

ロブでもボールをしっかりつかまえて打つので、目標よりも少し左に飛びやすい。ターゲットをピンのやや右にとるか、それでも左に飛んでしまう人はインパクト後の体の回転を強めよう。

いかがでしたか? 今回の記事を参考にインサイドロブの打ち方を身につけてみましょう。

レッスン=樋口貴洸

●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。花咲徳栄高校、東京国際大学ゴルフ部を経て、現在はツアープロを目指しながら東京都港区の「Golf&FitnessPoint芝浦」でアマチュアを指導。コースでのスコアメイクに役立つレッスンに定評がある。

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