驚異の5勝・西郷真央のスイングを徹底分析!意外とシンプルに「体を回すだけ」…!?
今季、絶好調の大活躍している西郷真央プロのスイングをピックアップ。彼女は部門別データのボールストライキング率やフェアウェイキープ率の上位にいて、ショットの精度の高さが光る! その理由を赤坂友昭コーチが解き明かしていく。
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体を回すだけのシンプルスイング!
西郷選手は、昨年はパターが課題だったようですが、今年はそれが改善されて勝ちまくっていますね。もちろんショットもすごいですが、スイングはとてもシンプル。アマチュアでもマネしやすいで、ぜひ参考にしてください。
バックスイングは、フェースを閉じ気味にして(2)、そのまま体を大きく回しています(3)。通常は体の回転と同時にフェースを少し開いていきますが、西郷選手のようにシャットフェースの向きを変えないことでフェース向きが安定する。
フェースが開くことがないので、スライスを防ぐのにも有効です。シャットフェースでのバックスイングは、西郷選手のようにトップでシャフトがクロスしないことに注意してください。シャフトクロスはヘッドが体から離れて、クラブが遠回りしてしまう。すると、クラブを振り戻すのに時間もパワーも必要になりますが、これはムダな動きです。
再び体とクラブの動きを同調させるために、体を回すタイミングを少し遅らせなければいけないのもスムーズさに欠けますね。シンプルに振り上げてシンプルに振り下ろすスイングは、体やクラブに必要ない動きは何かを考え、ムダを省いていくといいですよ。
いかがでしたか? レッスンを参考に、ショットの精度に磨きをかけましょう!
西郷真央
●さいごう・まお/2001年生まれ、千葉県出身。158cm。昨年は上位に入るも優勝には届かず悔しい思いをしたが、今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝。その後も5月末までに優勝5回、2位タイが2回と絶好調。島津製作所所属。
解説=赤坂友昭
●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオ、新宿区のトータルゴルフフィットネスにて、プロ、アマチュア、ジュニアなどのレッスンを行っている。
写真=相田克己、田中宏幸
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