疲れていても“飛ばせるアドレス”は?「どっしり構えるのはNG…!?」芹澤プロがレッスン

ラウンド中に疲れが溜まると、ドライバーが飛ばなくなったり左右に曲がったりする。

そんなときはスタンス幅を調節してみよう。芹澤信雄プロがオススメする実践テクをご紹介。

【あわせて読みたい】アイアン25本をガチ試打!アマが選んだ「トップ3」は?

フットワークが使いやすくなり腰の回転もよくなる

歳をとるとラウンドの後半は、疲労から足腰がふらふらになりがち。とくにドライバーショットは足の踏んばりが利かなくなり、飛ばずに曲がってしまう。それをカバーするには、スタンスを「広く」するよりも「狭く」したほうがいい、と芹澤信雄はいう。

「疲れてくるとアドレスをどっしりさせようとして、腰を落としスタンスを広くする人がいますが、これでは下半身がさらに動かなくなり、手打ちのスイングになってしまいます。

そこで反対に、スタンスを少しだけ狭くしてみましょう。ヒザを軽く曲げ、スッと立つのがコツ。こうするとフットワークが使いやすくなり、腰の回転もスムーズに。疲れていても及第点のショットが打てますよ」

重心位置をチェック

スタンスを狭くしたときに、体の重心を下げすぎると上下のバランスが悪くなるので注意。重心位置はやや高めでOK

【Point1】ヒザを軽く曲げてスッと立つ

スタンスを通常より5~10センチくらい狭くしたら、棒立ちにならないようにヒザを軽く曲げてスッと立つ。「これでは力が入らない」と感じるくらいが理想的

広すぎるスタンスは逆効果

どっしり構えようとして腰を落としスタンスを広くすると、上体に余計な力が入り、手打ちになってしまう

【Point2】フットワークを使い「回転力」で飛ばす

スタンスを狭くしたらフットワークを使い、全身でスイングすることが大事。その場で体をクルッと回し、腕力ではなく、回転力を生かせば、疲れていても真っすぐ飛ばせる

腕力に頼ると飛ばずに曲がる

足腰の筋力が低下しているシニアは、疲れが溜まると腕力に頼ったスイングになりがち。これがミスの大きな原因

いかがでしたか? ラウンド中、疲労がたまってきたときの応急手当てに、芹澤プロのレッスンを参考にしてみてくださいね。

レッスン=芹澤信雄

●せりざわ・のぶお/1959年生まれ、静岡県出身。173cm、68kg。レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝。屈指の理論派で、数多くのプロを指導、育成。22年3月、日本プロゴルフ協会の副会長に就任した。TSI所属。

写真=圓岡紀夫
協力=チームセリザワ ゴルフアカデミー

【あわせて読みたい】

「悔しい…」西村優菜、全米女子OPを振り返る!ファンからは応援コメントが殺到

あの大河女優、“美脚”際立つゴルフ姿を披露!

“涙のラウンドガール”・雪平莉左、美ボディあらわなゴルフウエアを披露!

関連記事一覧