ヘッドスピードを簡単に上げるには?「グリップを目標方向に…」ドラコンプロがレッスン!
急にうまくなるスイング論を発掘していくのがこの企画。第80回目は、小井土プロにヘッドスピードUPのコツを教えてもらった。
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体は脇役で腕が主役!
ドラコンで443ヤードの公式記録をもつ小井土プロは現役のドラコン選手。そんな日本を代表する飛ばし屋が教えてくれたのは意外な理論だった。
「飛ばしにおいて体は脇役。主役は腕です。腕を速く振らなければヘッドスピードは上がりません。私の感覚としては速く振る腕に、体がついてくるイメージです」
体が先に回るとフェースが開く
腰や肩を回す意識が強くなりすぎると体が先行して動いてしまい、腕が遅れてフェースが開いたインパクトになりやすい。振り遅れやスライサーはこのタイプ
さらに小井土は、ヘッドよりグリップを意識するのがポイントだという。
「ヘッドを速く振ろうとするとフェースが返りすぎてヒッカケやすくなるので、グリップを速く振ってグリップスピードを上げる意識が必要です」
左手リードではなく右手を積極的に使う
小井土のテークバックはグリップ側から動かす。
「始動の瞬間はヘッドは動かさずに、グリップ側を一瞬だけ先に動かす感じです。グリップが先行して動き、少しタメを作ったタイミングでヘッドが上がるのが理想です」
ゴルフレッスンでは「左手リード」「右手は使わない」というのが定説だが、小井土は右手を意識しているそうだ。
「右利きの人は絶対に右手を使うほうがスピーディに腕を振れます。切り返しの瞬間は右手の平とグリップが少し離れるくらい軽く握って、そこから右手をしっかり握ってクラブを下ろすことでシャフトのしなりが使えます」
ゴルフ歴が長いアマチュアほど、体の動きを気にしすぎて腕を速く振ることを忘れているのではないだろうか? そんな人こそ、ドラコン選手の飛ばし理論を参考にしてみよう。
【ドリル】体を止めて腕だけを振る
体を止めた姿勢で腕だけを最大限のスピードで動かすと、腕の動きに連動して腰や肩が動いていく感覚をつかみやすい。自宅での練習にオススメ
いかがでしたか? 小井土プロのレッスンを参考に、自身のスイングを見直して練習してみましょう。
小井土峡太
●こいど・きょうた/東北福祉大学ゴルフ部出身で、卒業後はドラコンプロとなり最長飛距離443ヤードを記録。現在は東京都港区にあるパーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア(03-3400-1077)でレッスン活動を行っている。
写真=田中宏幸
協力=東京ゴルフスタジオ
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