ゼクシオ12 ドライバーの振り方は?「シャフトのしなりを…」と石井良介プロが解説

ゼクシオ12 ドライバーの振り方は?「シャフトのしなりを…」と石井良介プロが解説

 「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!

あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を石井良介プロが解説&レッスンします! 今回は「ゼクシオ12 ドライバー」です。

【今どきクラブの特徴】
軽量・軟シャフトのメリットを活かす

ダンロップ ゼクシオ12 ドライバー。大人気ブランド「ゼクシオ」の12代目モデル。10年前あたりからユーザーの加齢に合わせて、重量は軽く、シャフトはやわらかくなってきた。最新のゼクシオにかぎらず、近年のアベレージゴルファーやシニア向けのドライバーは、ヘッドスピードを上げたり、シャフトのしなり戻りを活用するために「軽め・やわらかめ」が増えている

 「ゼクシオ」は、6代目あたりから徐々に総重量が軽くなり、シャフトもやわらかくなっています。軽量によるスピードアップやシャフトのしなりを使えるようにして飛距離アップを目論んでいますが、近ごろのアベレージやシニア向けのドライバーはこの傾向が強い。

 それをこれまで使っていた重めのドライバーと同じ感覚のままで振るとうまく使いこなせない。とくにガツン! と打つイメージだと、クラブの特徴や性能を活かせません。

フレックスRのシャフト重量は36gと過去最軽量。ダンロップ独自のインターナショナルフレックスコードは「2221」。これは同社や他社のRシャフトと比べてもかなりやわらかいことを表す数値になっている

【今どきクラブの振り方】
少し振り遅れる感覚はOK!

 使いこなすコツは、軽くてやわらかいシャフトのしなりを活かすことです。腕でビュンと振るなど、力に頼ると飛ばなくなってしまいます。多少は腕を使うのはOK。クラブと体の動きを連動させることは大事ですが、ダウンスイングでは、いい意味で振り遅れる感覚があってもいいので、タイミングよくボールをヒットするイメージをもってください。

 ドリルとしては、振り幅を肩の高さまでに抑えたコンパクトなスイングでの連続素振りが有効です。

スイングの力感を整えるには、連続素振りが有効。肩から肩の高さまでのコンパクトなスイングで、シャフトのしなりを感じながら、少し振り遅れるくらいのイメージで素振りを繰り返す。腕に力が入るとスムーズに振れなくなるので注意しよう
もともと重いクラブでゴルフを始めた人は、同じ感覚で軽量クラブを振ると、手打ちの傾向が強くなりやすい。その結果、アーリーリリースや左ヒジが引けるなど、悪い動きが起きる

いかがでしたか? 石井プロのレッスンを参考にしてみましょう。YouTubeでも動画をアップしているのでチェックしてみてくださいね!

解説・レッスン=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!

構成=コヤマカズヒロ

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