【鹿又ギア深層の真相】Newドライバーは “国内ブランド”がおもしろい!
近年は海外メーカーのドライバーが人気だが、
国内メーカーだって指をくわえて見ていられない!
今年の8月末以降、国内ブランドが
一気にニュードライバーを発売。
「各社おもしろい特徴をもっていて、
自分に合うものをもっとこだわって選べるようになった」
という鹿又が詳しく試打・解説する。
ハマらないならハマるように
細かく調整できる機能を搭載!
今月は国内メーカーのみで、7社の新作ドライバーを集めました。8月の末から、発売を控えている(取材時)モデルまで計12本。試打してみての全体の傾向から先に話してしまいますと、どれも個性的な特徴をもっているものばかりでした。
メーカーの理想は「誰が打っても飛ぶドライバー」を作ることでしょう。でも、現時点ではそんな魔法のようなクラブはありません。ですが、ある程度、幅広い層のゴルファーにフィットするドライバーを作ることはできます。しかし、国内メーカーの最新ドライバーは、各ブランドとも日本人らしい創意工夫とハイテクを駆使して、万人向けではなく「モデルによって使用者がはっきり決まっている」。または「調整にこだわることで理想を突き詰められる」1本を作り出してきました。
個性的な特徴をもっているクラブは、ハマる人はこれまで以上に飛んで曲がらない球が打てます。その反面、ハマらない人が出てきてしまいますが、「それならうちのクラブを使ってください」「調整機能を利用してください」というアピールを感じますね。
それでは「おもしろい機能だ!」と思った個性的な特徴を、メーカーごとにコメントしていきましょう。
HS40前後の人に合う 「エックス」が
さらに飛んで曲がらなくなった!
歴史あるゼクシオも12代目となりました。「ゼクシオ12」はパッと見、目新しいデザインや機能を感じにくいですが、打ってみると小さな力でもヘッドには大きな力が伝わる設計になっていますね。ずっとゼクシオを使用し続けているゴルファーは、ヘッドスピードやパワーが徐々に落ちてきているはず。そんなゼクシオ愛用者が、違和感なく今までの飛距離か今以上の飛距離が打てる進化を遂げています。
「ゼクシオ エックス」は前作もHS40前後のスピード帯で、すごくいいパフォーマンスを発揮していて「こんなにバランスのいいドライバーはなかなかない」と思っていましたが、2作目はもっといい! クラブ全体の重量よりも少しヘッドが利いている感じですが、遠心力を使ってフィニッシュまでスムーズに振り切れる。空力コントロールも追加されてスピーディに振れて、なおかつスイングの安定性もアップしています。
ダンロップの真骨頂
「たわみ」で飛ばす!
『ゼクシオ 12』『ゼクシオ エックス』ともに、4層構造で高反発を生み出す『リバウンドフレーム』を搭載。「スリクソンもそうなんですが、ダンロップはヘッドのたわみを使って飛ばすのが上手。反発エリアも大きくなって、ますますオフセンターヒットに強くなりましたね」
空力コントロール&
ついにカチャカチャ搭載
空力をコントロールする新テクノロジー『アクティブウイング』が両モデルについている。そして、『ゼクシオ エックス』にはついに弾道調整機能が! 「もともとHS40前後の人のパフォーマンスを引き出すドライバーでしたが、カチャカチャすることでさらにさまざまなタイプのゴルファーに合うようになりましたね」
続きは
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ちなみに今号の特集は
「今年も決定! ベストレッスンはコレだ!」
ぜひお楽しみください。