今年は10年に1度の「FW当たり年」
最新FW 15モデル 一気試打
最新のFWが、いかに進化しているかをアマチュアのスイングを熟知したコーチ・樋村隆二とベテランクラフトマン・石井孝行がチェック! 試打した結果、「新しいのを使わないと損をしますね」とまで言わしめたニューモデルの実力をご覧ください。
最新5Wは古い5Wより高く上がって
古い3Wよりも飛ぶ!
まずは、クラブの性能がどのくらいよくなっているのか、樋村コーチが弾道測定器「フライトスコープ」を使って、約10年前の3、5Wと最新の5Wのデータを測定。測定データを見て、試打者一同が「こんなにも違うの!?」と驚く結果となった。
樋村コーチにはヘッドスピードをそろえるように打ってもらい、同スペック(ロフト18度、長さ42インチ)の新旧5Wのデータを比較。すると「飛距離・打ち出し角・ボール初速・バックスピン」の4項目で新5Wが圧勝。次に旧3W(ロフト15度、42.5インチ)と比較してみると、シャフト長が長くなったぶんヘッドスピードが上がったのにもかかわらず、飛距離は新5Wとほぼ同じだった。つまり、新5Wはひと昔前の3Wなみに飛ぶということだ。
「飛距離は同じくらいでしたが、球質がまったく違います。新5Wの打ち出しは旧3、5Wよりも高い。ランが旧5Wの約半分で4ヤードと、飛んで高さで止まる弾道になっています」(樋村)
さらに飛び系の新5W(ロフト17度、長さ42.75インチ)を打ったら目を疑うような数値が。ほかの5Wよりも長さがあるため、ヘッドスピードが少し上がったが、ロフトが1度立っているのに打ち出し角は17.3度、バックスピン量はドライバーなみの2500rpm。そして、飛距離は220ヤード近く飛んだ!
「樋村コーチが打った旧モデルは、約10年前に『打ちやすい、やさしい、飛ぶ』といわれていた名器。なのに、これだけの差がつくと、スコアに大きく影響しますね」(石井)
古い5Wより高く上がって、古い3Wよりも飛ぶことが実証されたが、その理由とは? 15本の最新モデルを試打して、樋村コーチと石井氏が5つのポイントを見つけ出した。
究極進化した最新FWの5つの長所とは!?
そして
最新モデルを試打した感想は!?
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ちなみに今号の特集は「FWが得意になる打ち方&選び方」
ぜひお楽しみください!