志津子ばあちゃんのゴルフ日記③【飛び系の巻】

志津子ばあちゃんのゴルフ日記③【飛び系の巻】

編集部Mの祖母、福島在住の御年96歳・志津子ばあちゃんが、今時のゴルフギアについて、ズバッと物申します。

飛ぶアイアンは、見た目や打感がよくなくてイマイチ好きになれねぇつーのは、よく聞く話だわな。だけんども打った球を見てみ。7番で200ヤード近い飛距離、グリーンに止まる十分な高さ。アマチュアはずっとそういう道具がほしいっていってたんじゃねえのけ? ヘッドが400cc超えてたって今じゃ誰も「でけぇ」なんていわねぇ。今40代半ばか? 年齢的にも「価値観の変化」に対応できねぇと、時代に置いてかれっちまうぞ」

なるほど。ちなみにおばあちゃんの価値観が大きく変わったのはいつ?

「出兵していたじいちゃんから、
帰国の電報が届いたときだな」

終戦の年。今は亡きおじいちゃんから「ウンヨクイキノコリ……」と、朝鮮から博多へ帰国する旨の電報が届く。それは今でも桐タンスの奥に大事にとってある

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